狩猟免許の種類と取得の流れ|網猟・わな猟・銃猟の4区分と申請から交付まで

狩猟免許の種類と取得の流れ|網猟・わな猟・銃猟の4区分と申請から交付まで 狩猟

はじめに

狩猟をはじめるには、まず狩猟免許を取る必要があります。免許には網猟・わな猟・第一種銃猟・第二種銃猟の4区分があり、区分によって使える猟具が変わります。この記事では、4区分の違いと使える猟具、免許取得の流れ(申請→試験→交付)、「免許を取っただけでは狩猟できない」という制度の仕組みを環境省の一次情報で確認します。試験の中身や、わな猟免許でできること・できないことの各論は姉妹記事(下記「関連記事」)にまとめています。

基準: 試験の日程・手数料、猟期・区域・捕獲の制限は都道府県によって異なります。受験・出猟する都道府県の最新の公表情報で確かめてください。

狩猟免許の全体像(4区分)

環境省によれば、狩猟免許には猟法ごとに第一種銃猟免許(散弾銃、ライフル銃)、第二種銃猟免許(空気銃)、わな猟免許、網猟免許の4種類があります。区分ごとに使える猟具が決まっており、免許を取れば何でも捕獲できるようになるわけではありません。

区分 使える猟具
網猟免許 むそう網・はり網・つき網・なげ網の網
わな猟免許 くくりわな・はこわな・はこおとし・囲いわなのわな※
第一種銃猟免許 装薬銃
第二種銃猟免許 空気銃(コルクを発射するものを除く)

※ 囲いわなは、農業者又は林業者が事業に対する被害を防止する目的で設置するものを除きます。

装備リスト(区分ごとに使える猟具)

網猟・わな猟で使える猟具

網猟免許・わな猟免許で使える猟具の一覧は、上記「狩猟免許の全体像」の表のとおりです。わな猟免許で使える猟具の詳しい範囲や、網猟免許との違いの各論はわな猟免許で使える猟具の範囲|網猟免許との違いとできないことにまとめています。

第一種銃猟・第二種銃猟で使える猟具

環境省「狩猟制度の概要」の表では、第一種銃猟免許で使用できる猟具は装薬銃、第二種銃猟免許は空気銃とされています。第二種銃猟免許の空気銃は、コルクを発射するものを除きます。環境省「狩猟免許を取得する」では、第一種銃猟免許を散弾銃・ライフル銃、第二種銃猟免許を空気銃の免許として紹介しています。

免許取得の流れ

1. 受験を申し込む

狩猟免許試験の受験申込みや日時・会場、申請書類等の詳細は、住所地を管轄する都道府県の担当部署に問い合わせます。窓口は下記「確認先・窓口」の環境省のリンクから確認できます。環境省によれば、狩猟免許取得の年齢制限は、銃猟免許が20歳以上、網猟免許・わな猟免許が18歳以上です。申請書類と試験の中身は、姉妹記事「狩猟免許試験の中身と申請の流れ|知識・適性・技能試験と受験資格」で確認してください。

2. 試験を受ける

狩猟免許試験は、免許の種類ごとに、各都道府県において毎年複数回実施されます。試験の内容は姉妹記事「狩猟免許試験の中身と申請の流れ|知識・適性・技能試験と受験資格」にまとめています。日程・手数料は、冒頭の基準のとおり受験する都道府県の最新情報で確認してください。

3. 合格して免許の交付を受ける

狩猟免許試験に合格すると、都道府県知事が発行する狩猟免状が交付されます。鳥取県の例では、狩猟免許の有効期間は3年間です。更新の時期や手続きは、交付を受けた都道府県の案内で確認してください。

免許を取っただけでは狩猟できない

狩猟を行うには、狩猟免許を取得したうえで、狩猟をしようとする都道府県に狩猟者登録をし、狩猟ができる区域・期間・猟法など、法令で定められた制限を守る必要があります。狩猟者登録は免許の取得後に別途必要になる手続きです。区域・期間の制限は、冒頭の基準のとおり出猟する都道府県の最新情報で確認してください。

リスクと備え

銃猟免許があっても、それだけで猟銃や空気銃を所持できるわけではありません。銃猟には別途、銃刀法に基づく所持許可が必要です。詳しい内容は最寄りの警察署に確認してください。

狩猟は山や野外での行動でもあります。入山前の備え(登山届・装備など)は山岳遭難を防ぐ備え、けがや事故時の通報は山での事故・遭難時の救助要請で確認してください。

確認先・窓口

受験の申込み・試験日程・手数料は、都道府県が窓口です。環境省の都道府県別狩猟免許に関する問合わせ先・申請先から担当部署を確認してください。掲載リンクは改訂等で古くなっている場合があるため、その場合は直接問い合わせてください。免許の交付後の狩猟者登録は、狩猟をしようとする都道府県で行います(上記「免許を取っただけでは狩猟できない」)。

制度の全体像は環境省の狩猟制度の概要、免許取得の流れは環境省の狩猟免許を取得するで確認できます。都道府県のページの例として鳥取県「狩猟免許の更新」があります。

冒頭の基準のとおり、都道府県の最新の公表情報で確かめてください。銃の所持許可については、最寄りの警察署が相談窓口です。

チェックリスト(保存・印刷可)

  • ☐ 目指す区分(網猟・わな猟・第一種銃猟・第二種銃猟)を決めた
  • ☐ 受験する都道府県の窓口を、環境省の問合せ先一覧で確認した
  • ☐ 試験の日程・手数料・申請書類を、受験する都道府県の最新情報で確認した
  • ☐ 銃猟を目指す場合は、銃刀法に基づく所持許可について最寄りの警察署に相談した
  • ☐ 免許取得後に必要な狩猟者登録の手続きを確認した
  • ☐ 免許の有効期間・更新の時期を確認した

よくある失敗と対策

  • 免許を取れば狩猟ができると思い込む: 狩猟を行うには、免許に加えて狩猟をしようとする都道府県への狩猟者登録が必要です。
  • 区分に合わない猟具を使ってしまう: 使える猟具は免許の区分ごとに決まっています。使う前に上記「狩猟免許の全体像」の表と環境省「狩猟制度の概要」の表で確かめてください。わな猟免許との違いはわな猟免許で使える猟具の範囲|網猟免許との違いとできないことで確認してください。
  • 銃猟免許を取れば銃を持てると誤解する: 銃猟には別途、銃刀法に基づく所持許可が必要です。相談は最寄りの警察署へ。

まとめ

狩猟免許には、網猟・わな猟・第一種銃猟・第二種銃猟の4種類があり、区分ごとに使える猟具が決まっています。免許を取るには、都道府県への申込み、知識・適性・技能の3種類の試験を経て、合格すると都道府県知事から狩猟免状が交付されます。ただし免許を取っただけでは狩猟はできず、狩猟をしようとする都道府県への狩猟者登録が別に必要です。銃猟を目指す場合は、銃刀法に基づく所持許可についても最寄りの警察署に確認してください。冒頭の基準のとおり、受験・出猟する都道府県の最新の公表情報で確かめてください。

次の一歩: まずは環境省の都道府県別狩猟免許に関する問合わせ先・申請先で窓口を確認し、試験の中身は狩猟免許試験の中身と申請の流れ|知識・適性・技能試験と受験資格で確認しましょう。

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出典

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