ゲレンデのヘルメットとプロテクター:着用の呼びかけ、サイズの合わせ方、用具の劣化の目安

ゲレンデのヘルメットとプロテクター:着用の呼びかけ、サイズの合わせ方、用具の劣化の目安 スキー・スノーボード

はじめに

「ヘルメットは必要?」「サイズはどう選べばいいの?」——ゲレンデの防具は種類も選び方もわかりにくいものです。この記事では、消費者庁の呼びかけを踏まえたヘルメットとプロテクターの着用、サイズの合わせ方、劣化と安全に使用できる目安を解説し、スノーボード初心者向けの手首用プロテクターを勧める例も紹介します。ウェア上下やゴーグルを含めた服装全体の分け方はゲレンデの服装ガイド|ウェア・インナー・手袋とレンタルの分け方を、目を守るゴーグルの選び方はゲレンデのゴーグル:雪面の照り返しの紫外線と目の保護、UVカットの見きわめを参考にしてください。

基準: 1. 頭を守るため、スキーでもスノーボードでもヘルメットの着用を勧めます / 2. コース外・バックカントリーには立ち入らない。規制の範囲はスキー場・地域で異なるため、現地の看板・掲示とパトロールの指示に従います

ヘルメット・プロテクターの全体像

ゲレンデで使う防具は、頭部を守る「ヘルメット」と、手首などに着ける「プロテクター」に分けて考えると整理しやすくなります。

用具 主な対象 守る部位
ヘルメット スキー・スノーボード共通 頭部
手首用プロテクター(リストガード) スノーボード初心者 手首

ヘルメットをレンタルできるかどうかは施設によって異なるため、利用予定のスキー場やレンタルショップに事前に確認しましょう。

必要な道具・装備

基本の防具

  • ヘルメット(スキー・スノーボード共通): 転倒や衝突から頭部を守ります。冒頭の基準1のとおり、スキーでもスノーボードでも着用を勧めます。

季節・ルートで追加する装備

  • スノーボード初心者向けの手首用プロテクター(リストガード): 手首に着ける防具です。Burtonの勧めはリスクと備えの節を参照してください。

サイズの合わせ方(ヘルメット)

ヘルメットのサイズ選びは、Salomon「ヘルメットの選び方」の案内する2つのステップで確認しましょう。

1. 頭のサイズを測る

Salomonによると、ヘルメットのサイズは、お店で測定してもらうか、眉骨(もしくは耳)の1cm上の外周を巻尺で測って選びます。適切なサイズのヘルメットを選ぶには、フィットの調節機能が最大にならないようにします。

2. いろいろなヘルメットを被って確認する

Salomonによると、いろいろなモデルを試してみて、自分にフィットするヘルメットを探すことが大切です。正しくフィットするヘルメットは、頭に完璧にフィットしているように感じられ、きつすぎず正しい位置に保持され、圧迫箇所があってはなりません。あご紐を締めずに頭を上下左右に動かしてみることで、フィットするかどうかを簡単にテストでき、ぴったりとフィットしたヘルメットは、所定の位置に留まり、常に額を覆います。

リスクと備え

用具の劣化と安全に使用できる目安

消費者庁によると、ヘルメットやスキーのブーツはプラスチックが本体や部品に多く使われており、その強度は年月とともに徐々に低下し、破損に至ることがあります。安全に使用できる目安は、使用されている素材や使用頻度によっても異なりますが、製造から5年程度と言われています(消費者庁「スノースポーツ中の事故に注意 ― スキー・スノーボードの事故を中心に ― 」)。

スノーボードの手首用プロテクター

スノーボードメーカーのBurton Snowboardsは、初心者にフィットしたヘルメットとリストガードを含む防具を勧めています(Burton Snowboards「7 Beginner Snowboarding Tips」)。

ゲレンデの安全と用具

消費者庁は、ヘルメットやプロテクターを正しく着用しましょうと呼びかけています(消費者庁「スノースポーツ中の事故に注意 ― スキー・スノーボードの事故を中心に ― 」)。

全国スキー安全対策協議会のスノースポーツ安全基準(一般財団法人日本鋼索交通協会のサイトに掲載)は、スノーパークでの滑走に限り、ヘルメットその他必要な防具の着用を基準として定めており、スノーパーク以外も含めた滑走者(基準の用語では「スキーヤー」)にはヘルメット・スキー帽の着用が望ましいとしています(一般財団法人日本鋼索交通協会「スノースポーツ安全基準 第2章 スキーヤーの責務」)。日本スノーボード協会も、スノーパーク利用時の防具着用を勧めています(日本スノーボード協会「安全とマナーについて」)。これは業界団体による安全基準・呼びかけであり、運用や範囲は施設・団体で異なるため、最新の情報を確認してください。

コース外・バックカントリーへの立ち入りについては、冒頭の基準2のとおりです。整備された範囲でヘルメット・プロテクターを正しく着用したうえで、コース内で楽しみましょう。

チェックリスト(保存・印刷可)

  • ☐ 基準1・基準2を確認した(冒頭を参照)
  • ☐ ヘルメットは店舗で測るか、眉骨の1cm上の外周を測ってサイズを選んだ
  • ☐ あご紐を締めずに頭を動かし、ずれずに額を覆ったままか確認した
  • ☐ ヘルメットは調節機能を最大にせず使えるサイズを選んだ
  • ☐ ヘルメットは安全に使用できる目安(素材や使用頻度によっても異なるが、製造から5年程度と言われている)を踏まえて製造からの年数を確認した
  • ☐ スノーボード初心者は手首用プロテクター(リストガード)の要否を検討した
  • ☐ ヘルメットをレンタルできるか、施設に事前確認した

よくある失敗と対策

  • 調節機能を最大まで締めたり緩めたりしないと合わないと思い込む: 調節機能が最大にならないサイズを選び、適切な位置に快適に装着されていれば最大まで締めたり緩めたりする必要はない
  • 見た目や色だけでヘルメットを選んでしまう: 店舗で測るか、眉骨の1cm上の外周を巻尺で測ってから選ぶ
  • ヘルメットだけ用意し、スノーボード初心者向けの手首用プロテクターを用意し忘れる: ヘルメットと合わせてリストガードの用意も検討する(Burtonの勧めはリスクと備えを参照)

まとめ

消費者庁は、ヘルメットやプロテクターを正しく着用するよう呼びかけています。眉骨の1cm上の外周で測り、調節機能を最大にしないサイズを選び、安全に使用できる目安(素材や使用頻度によっても異なりますが、製造から5年程度と言われています)を踏まえて製造からの年数を確認しましょう。スノーボード初心者は手首用プロテクターも検討し、冒頭の基準を守って安全にゲレンデを楽しみましょう。

次の一歩: 雪面の照り返しから目を守るゴーグルの選び方は、姉妹記事のゲレンデのゴーグル:雪面の照り返しの紫外線と目の保護、UVカットの見きわめで確認しましょう。

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出典

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