宅配・置き配の防犯|盗難を防ぐ受け取りの工夫

宅配・置き配の防犯|盗難を防ぐ受け取りの工夫 防犯

はじめに

「置き配にしたら荷物がなくなっていた」「配達完了の写真が自宅と違う」——便利な置き配ですが、玄関先に荷物を置く以上、盗難や誤配のリスクと隣り合わせです。この記事では、置き配・宅配便の受け取りを狙った盗難を防ぐ具体的な工夫と、家族で共有できるチェックリストをまとめます。

なぜ重要か(最新データ)

国民生活センターの見守り新鮮情報(第528号・2025年11月20日公表)には、「置き配で配達完了の通知が届いたのに荷物がなかった」「置き配の写真が自宅ではなかった」という相談事例が寄せられています。同センターは、玄関先などの指定場所に置くことで配達を完了する置き配について「急速に普及しているが、誤配・盗難などのリスクもある」と注意を呼びかけています。

警察庁も、宅配事業者を装った強盗等事件への防犯対策として、佐川急便・日本郵便・ヤマト運輸の宅配大手3社と非対面受取(置き配等)の拡充について合意し、周知に努めています。

盗難は都市部だけの話ではなく、玄関先に荷物を置く受け取り方法である以上、どの地域・どの世帯にも起こり得ます。「うちは狙われない」「自分は大丈夫」と思い込まず、対策は空振りでよいという前提で備えておくことが大切です。

本論:置き配・宅配便を安全に受け取る5つの工夫

1. 宅配ボックス・宅配バッグを使う 何を: 施錠できる宅配ボックスや専用の宅配バッグを受け取り場所に指定します。 なぜ: 玄関前に直置きするより第三者の目や手が届きにくくなるためです。 どうやって: 集合住宅は備え付けの宅配ボックス、戸建てはワイヤー式の宅配バッグを設置し、配達員への指示欄や配送業者アプリで置き場所を指定します。

2. 置き配の初期設定を都度確認する 何を: 注文時、置き配が初期設定になっていないか毎回確認します。 なぜ: 意図せず選んでしまい、不在時に長時間放置される原因になるためです。 どうやって: 注文確定前の配送方法欄をチェックし、必要なら対面受取やコンビニ受取に変更します。

3. 受け取りは「できるだけ早く」を徹底する 何を: 配達完了通知が届いたら速やかに荷物を取り込みます。 なぜ: 玄関先に荷物がある時間が短いほど、盗難に遭う機会も減るためです。 どうやって: 通知アプリの受信設定をオンにし、外出中は家族や近隣に一時受け取りを頼める体制を作っておきます。

4. 配達完了写真を必ず確認する 何を: 配送業者から届く配達完了写真が、自宅の玄関や指定場所と一致しているか確認します。 なぜ: 写真が自宅と異なる場合は誤配の可能性があり、早く気づくほど紛失・盗難への対応も早くなるためです。 どうやって: 通知メールやアプリの写真を毎回チェックし、違和感があればすぐ配送業者に問い合わせます。

5. 受け取り方法を状況で使い分ける 何を: 高額な商品や長期不在が見込まれる時期は、置き配ではなく対面受取・コンビニ受取・営業所受取に切り替えます。 なぜ: 荷物の内容や不在期間によってリスクの大きさが変わるためです。 どうやって: 通販サイトの受け取り方法選択で「コンビニ受取」「営業所受取」を選ぶ、または在宅時間に合わせて配達日時を指定します。

なお、宅配業者を装って玄関を開けさせようとする手口も報告されています。非対面受取を希望する場合はインターフォン越しにその旨を伝え、対面で応対する場合もドアガードをかけたまま用件を確認しましょう。

チェックリスト(保存・印刷可)

  • ☐ 注文前に置き配が初期設定になっていないか確認した
  • ☐ 玄関の死角にならない、施錠可能な宅配ボックス等を置き場所に指定した
  • ☐ 配達完了通知が届いたら早めに(目安30分〜1時間以内に)受け取りに行っている
  • ☐ 配達完了写真が自宅・指定場所と一致しているか毎回確認している
  • ☐ 高額品や不在が続く時期は対面受取・コンビニ受取・営業所受取に切り替えている
  • ☐ 宅配業者を名乗る訪問者にはインターフォン越しに用件を確認し、対面時はドアガードをかけたまま応対している
  • ☐ 盗難・誤配に気づいたときの連絡先(警察110番、配送業者、購入先)を家族で共有している

対象別ワンポイント

  • 子育て世帯: 子どもだけの留守番中に荷物を取り込ませず、宅配業者を装った訪問者にはドア越しでも応対させない約束を決めておきましょう。
  • 高齢者: 配達完了写真の確認や置き配設定が難しい場合は、家族や地域包括支援センターに手伝ってもらいましょう。
  • 単身者: 在宅時間が読めない場合は置き配より宅配ボックスやコンビニ受取を基本にし、不審な訪問には安易にドアを開けないようにしましょう。

地域レイヤー補足

対策の基本は全国共通ですが、集合住宅が多い都市部では宅配ボックスの有無や共用玄関の構造で効きやすさが変わります。基本を押さえたうえで、お住まいの自治体が案内する「自分のまち」向けの防犯情報もあわせて確認しておくと安心です。

まとめ

置き配は便利な受け取り方法ですが、玄関先に荷物を置く以上、誤配や盗難のリスクをゼロにはできません。宅配ボックスの活用、初期設定の確認、早めの受け取り、写真確認、受け取り方法の使い分けという5つの工夫を組み合わせ、リスクを減らしましょう。

次の一歩: 今日の注文から、置き配の設定確認と配達完了写真のチェックを習慣にしてみましょう。

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出典

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