山岳遭難の救助費用と山岳保険|防災ヘリの手数料の例と登る前の備え

山岳遭難の救助費用と山岳保険|防災ヘリの手数料の例と登る前の備え 安全・気象・登山届

はじめに

「救助は無料」と思っていても、救助に費用がかかる場合があります。山岳遭難への備え全体は山岳遭難を防ぐ備えで扱っています。この記事では、そのうち「救助の費用」と「山岳保険の検討」をまとめます。

遭難したとき、救助の費用はどうなるか

救助の費用の扱いの一例として、埼玉県の防災ヘリコプターの手数料があります。ほかの都道府県・市町村での扱いは、登山先の公式情報で確認してください。埼玉県は、県内の山岳の指定された地域で埼玉県防災ヘリコプターによる救助を受けた場合、原則として手数料を納付するとしています。手数料は、防災ヘリコプターが救助のために飛行した時間5分ごとに8,000円です。

項目 埼玉県の例
対象 県内の山岳の指定された地域での防災ヘリコプターによる救助
費用の扱い 原則として手数料を納付
手数料の額 防災ヘリコプターが救助のために飛行した時間5分ごとに8,000円
もしもの時の備え(埼玉県の呼びかけ) 登山届の提出・山岳保険の検討

手数料の額や対象地域は、条例の改定で変わることがあります。埼玉県の山に登るときも、最新の公式情報を確認してください。

装備リスト

必携装備

  • スマートフォン・モバイルバッテリー: 緊急時の連絡手段。ただし埼玉県警察は、圏外も多く過信は禁物としています
  • 地図・コンパス・雨具・防寒着・照明具・非常食・登山(沢)靴: 埼玉県警察は、これらを基本的な装備品として携行・活用するよう挙げています

季節・ルートで追加する装備

  • 行き先の季節・標高に合わせた服装や装備: 一覧は「登山初心者の持ち物リスト」で確認してください。沢や谷に入る日は、電波が入りにくい点を下記「リスクと備え」で確認してください

登る前の備え(登山届と山岳保険の検討)

登山届

登山届(登山計画書)は、山岳遭難が発生したときに、警察による捜索・救助活動を行うための手掛かりとして活用するものです。埼玉県警察 登山届の提出は、手書きで登山届を作成した場合は家族や職場にも写しを渡し、電子申請で提出した場合は目的地や行動計画が分かるメモ等を渡しておくよう呼びかけています。

山岳保険の検討

埼玉県は「登山届の提出や山岳保険の検討など、もしもの時のため、登る前にあらかじめ準備しましょう」と呼びかけています。備えの一つとして、山岳保険への加入を検討しておきましょう。保険の種類や補償の範囲は、加入先の案内で確認してください。

地図・登山届

登山届の提出方法は、静岡県警察 登山計画書についてのように、警察・登山口の登山ポスト・オンライン登山届など複数の窓口を挙げている例があります。書き方・提出先の詳細は登山届(登山計画書)の書き方と提出先で確認してください。地図とコンパスは、埼玉県警察が挙げる基本的な装備品にも入っています(上記「装備リスト」)。

リスクと備え

費用の扱いは、行き先の公式情報で確かめておきましょう。埼玉県警察は、沢や谷では通常の登山道以上に携帯電波が入りにくく、万が一の時の救助要請ができない場所が多いので、事前に登山届を提出するよう呼びかけています。道に迷った・事故が起きたときにまず何をするかは道迷い遭難の防ぎ方と、迷ったと気づいたときの行動、通報先と伝える内容は山での事故・遭難時の救助要請にまとめています。けがや体調不良のときは、無理に行動を続けず、救助要請や受診につなげましょう。

チェックリスト(保存・印刷可)

  • ☐ 登山届(登山計画書)を作成し、行き先で受け付けている窓口(警察・登山ポスト・オンライン登山届など)に提出した
  • ☐ 家族や職場にも、登山届の写し(電子申請なら行動計画が分かるメモ等)を渡した
  • ☐ 行き先の都道府県・市町村で、防災ヘリなどの救助に費用がかかる場合があるか確認した
  • ☐ 山岳保険の加入を検討した
  • ☐ スマートフォン・モバイルバッテリーを用意し、圏外も多く過信できないことを理解している
  • ☐ けがや体調不良のときは無理に行動せず、救助要請・受診をすると決めている

よくある失敗と対策

  • 救助の費用がかかる場合があることを知らずに油断してしまう: 出発前に、行き先の都道府県・市町村の最新の公式情報で費用の扱いを確認する
  • 費用の心配から通報をためらう: 埼玉県警察 登山の基本は、自力で対処できないときは110番通報して救助要請を行うよう案内しています。通報のしかたは山での事故・遭難時の救助要請で確認しておく
  • 山岳保険の検討をしないまま山行に出る: 出発前に山岳保険への加入を検討する

まとめ

救助の費用は、埼玉県のように、県内の山岳の指定された地域での防災ヘリ救助に原則として手数料(飛行した時間5分ごとに8,000円)がかかる例があります。備えの基本は、登山届の提出と、山岳保険の検討です。まずは次の登山から、登山届を出す習慣をつけましょう。

次の一歩: 登山届の具体的な書き方は登山届(登山計画書)の書き方と提出先で確認しましょう。

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出典

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