唐辛子の仕立て方|一番花の摘花・わき芽かきと3〜4本仕立て・支柱の立て方

唐辛子の仕立て方|一番花の摘花・わき芽かきと3〜4本仕立て・支柱の立て方 野菜

はじめに

唐辛子を育てていて、「わき芽はどこまで摘めばいいのか」で手が止まったことはありませんか。放っておくと枝が広がり、支えを失った枝が折れたり実つきにムラが出たりします。

この記事では、唐辛子でつまづきやすい「仕立て」——一番花の摘花・摘芯、わき芽かきによる3〜4本仕立て、支柱の立て方と誘引——を中心に解説します。読み終えるころには「どのわき芽を残し、どこに支柱を立てるか」を判断できます。

この野菜の基本

唐辛子はナス科トウガラシ属で、原産は中南米(熱帯アメリカ)です。日当たりと風通しのよい環境を好み、株間はおおむね50cm前後を目安に取ると、仕立てで枝を広げても込み合いません。用土や日々の管理は姉妹記事にゆずり、本記事は仕立てに絞ります。

栽培カレンダー(仕立て作業の位置づけ)

下表は一般的な目安です。地域・品種・栽培環境で前後します。仕立て作業は「1番花が咲いたころ」を起点に始まります。

作業 時期の目安
種まき(育苗開始) 育苗期間はおよそ65〜80日が目安
定植 1番花が咲いた頃、株間50cm以上を確保
摘花・わき芽かき・支柱誘引(仕立て) 定植後〜収穫が本格化するまで随時
追肥 詳しい量・間隔はプランターで唐辛子を育てる参照
収穫 仕立てが整い、実が育ってから随時(詳しくは収穫記事を参照)

育て方の手順

1. 用土・植え付け・水やり・追肥

定植の適期は1番花が咲いた頃で、株間は50cm以上を確保します。用土・水やり・追肥の詳しい量や間隔は姉妹記事「プランター栽培・用土・水やり・追肥」を参照してください。

2. 仕立て(一番花の摘花・わき芽かき・3〜4本仕立て・支柱と誘引)

(1) 一番花の摘花・摘芯

定植して間もない時期は地温がまだ低いことがあります。地温16℃以下と低いうちに1番花をそのまま咲かせておくと、花が落ちたり、実が変形したり、石のように硬い「石果」になったりすることがあります。地温が十分に上がっていないうちは1番果を小さいうちに摘み取り(摘花)、株を大きくすることにエネルギーを使わせましょう。

(2) わき芽かきと3〜4本仕立て

唐辛子は1番花がついた節のわき芽が特に勢いよく伸びる性質を持っています。主枝に加えてこの勢いのよいわき芽(側枝)を2〜3本残し、全体で3〜4本の枝を主枝格として育てるのが基本です。1番花・2番花節や最初の側枝の1番花節のわき芽まで活かす4本仕立て、1番花開花後の側枝を2〜3本選ぶ3本仕立てなど細部は資料により異なりますが、「1番花周辺の勢いのよいわき芽を残し、それより下や株元の弱い枝は早めに摘み取る」という考え方は共通です。整理は枝が小さいうちに行うと株への負担が少なく済みます。

(3) 支柱の立て方と誘引

唐辛子の枝は実がつくと重みで折れやすいため、仕立てた各枝には必ず支柱を立てて誘引します。伸ばした側枝に沿わせて支柱を斜めに立てて固定する方法や、株の両側に支柱を立ててテープで枝を支える方法があります。誘引は成長分の余裕を持たせて結びます。

病害虫の予防と収穫のサイン

病害虫・生理障害は「病害虫・生理障害」、収穫や乾燥・保存は「収穫・乾燥・保存・活用」にまとめています。わき芽の整理は風通しの確保にもつながります。

チェックリスト(保存・印刷可)

  • ☐ 定植は1番花が咲いた頃、株間50cm以上で行った
  • ☐ 地温が低いうちは1番果を小さいうちに摘み取った(摘花)
  • ☐ 1番花付近の勢いよいわき芽を2〜3本選んで残した
  • ☐ 株元近くの弱いわき芽・枝は早めにかきとった
  • ☐ 主枝と合わせて3〜4本仕立てに整理した
  • ☐ 仕立てた枝すべてに支柱を立てて誘引した
  • ☐ 追肥の量・間隔はプランターで唐辛子を育てるを参考にタイミングよく行っている

よくある失敗と対策

  • わき芽をすべて摘んでしまい、実つきが伸びない: 1番花付近の勢いのよいわき芽を活かした3〜4本仕立てが基本です。1番花のついた節を見極め、そこから出るわき芽は残しましょう。
  • 主枝にしか支柱を立てず、側枝が折れる: 側枝に沿わせて斜めに支柱を立てる、または両側に立てて支えます。
  • 地温が低いうちに1番果を実らせ、株の勢いが落ちる: 地温16℃以下の時期は1番果を摘み取り、株の充実を優先します。

まとめ

唐辛子の仕立ては、(1) 地温が低いうちの摘花で株を充実させ、(2) 1番花付近の勢いのよいわき芽を残して3〜4本仕立てにし、(3) すべての枝に支柱を立てて誘引する、という3ステップです。まずは1番花の位置を確認し、伸びるわき芽を見極めるところから始めましょう。

次の一歩: 唐辛子の育て方全体の流れは育て方の基本と栽培カレンダーで、プランターでの用土・水やり・追肥はプランター栽培・用土・水やり・追肥で確認してください。

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出典

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