小松菜の害虫対策|アブラムシ・アオムシ・コナガを防虫ネットで防ぐ無農薬栽培

小松菜の害虫対策|アブラムシ・アオムシ・コナガを防虫ネットで防ぐ無農薬栽培 野菜

はじめに

「小松菜を育てたら葉が虫食いだらけになった」——小松菜は生育初期から害虫の被害を受けやすく、キスジノミハムシやアブラムシ、アオムシ・コナガなど狙われる害虫が多いのが特徴です。薬剤に頼らず、播種・植え付け直後から防虫ネットでトンネルを作るだけで被害の多くは防げます。

この記事では、どの害虫がいつ発生しやすいかと、防虫ネットを使った無農薬寄りの防除法を解説します。必要なのは防虫ネット(または寒冷紗)と、裾を固定するパッカーやUピンだけです。

この野菜の基本

小松菜は生育適温の幅が広く、家庭菜園では周年栽培されることが多い野菜です。生育初期は株が小さく害虫の食害に弱いため、栽培の成否は「虫を最初から入れないこと」に左右されます。生育適温の目安や用土づくり・種まきの基本は姉妹記事の小松菜の育て方の基本と周年栽培カレンダーを参照してください。

栽培カレンダー(種まき〜収穫)

防虫ネットは発生前に張るのが鉄則です。以下は作業タイミングの目安で、地域・品種・栽培環境により前後します。

作業 時期の目安
防虫ネットの設置 種まき・植え付け直後(間隔をあけず、すぐ被覆)
裾のすき間チェック・補修 設置後〜収穫まで随時
ネットを外すタイミング 収穫まで張りっぱなしでよい

育て方の手順

1〜3. 用土・水やり・追肥

用土・種まきや間引きは小松菜のプランター種まきと間引き、水やり・追肥は小松菜の追肥・水やりととう立ち防止を参照してください。株が小さいうちほど食害に弱く、防虫ネットが特に重要です。

4. 防虫ネットの設置(本記事の中心)

種まき、または苗の植え付け後間をあけずすぐに防虫ネットをかけます。裾は土中に埋め込むか、パッカーやUピンで縁・支柱に固定し、隙間を作らないことが最も重要です。隙間があると害虫が侵入します。一度張れば、収穫までほとんど張りっぱなしで大丈夫です。

病害虫の予防と対策

予防(防虫ネット)を中心に据え、発生時期を知って早めに気づくことがポイントです。

主な害虫と発生しやすい時期

  • キスジノミハムシ・アザミウマ類: 本葉が伸び始める頃から飛来し、夏場の高温少雨期に長期間発生しやすい。
  • アブラムシ類・ハモグリバエ類: 春と秋に発生しやすく、モザイク病を媒介することも。
  • アオムシ・コナガ・ヨトウムシ類(チョウ目): 春と秋を中心に発生し、葉を大きく食い荒らす。

防虫ネットによる予防が基本

これらはいずれも、開口部から成虫が飛来・産卵することで被害が広がります。播種・植え付け直後から防虫ネットをすき間なく展張し、飛来・侵入を防ぐことが最も重要です。目合いは0.8mm程度が一つの目安です。

ネットをすり抜ける害虫への備え

防虫ネットは万能ではなく、ヨトウムシ類などは孵化直後の幼虫が小さく網目をすり抜けることがあります。葉に虫食い穴や糞を見つけたら早めに幼虫を取り除くなど、早期対応が被害を最小限にするコツです。

収穫のサインと関連記事

収穫適期の見極めは姉妹記事小松菜の収穫・間引き菜の活用と連続栽培にまとめています。防虫ネットは収穫までほぼ張りっぱなしで問題なく、収穫の直前にまとめて外せば十分です。

チェックリスト(保存・印刷可)

  • ☐ 種まき・植え付け直後にすぐ防虫ネットをかけた
  • ☐ 裾を土中に埋める、またはパッカー・Uピンで隙間なく固定した
  • ☐ 目合い0.8mm程度のネットを使っている
  • ☐ 害虫ごとの発生時期(夏=キスジノミハムシ等、春秋=アブラムシ・アオムシ等)を把握している
  • ☐ ネット越しに葉の食害・糞がないか定期的に観察している
  • ☐ 収穫まではほぼ張りっぱなしにしている(無理に途中で外さない)

よくある失敗と対策

  • 裾に隙間ができて虫が入る: 縁や支柱との間に隙間があると害虫が入り込みます。裾は土中に埋めるかパッカー・Uピンでしっかり固定します。
  • ネットをかけるのが遅い: 芽が出てから、害虫を見つけてから張っても手遅れです。種まき・植え付け直後、間をあけずすぐ被覆します。
  • ネット越しの被害に気づかない: 孵化直後の幼虫はすり抜けることがあります。かけたあとも定期的に葉をめくって確認し、被害が広がる前に対処します。

まとめ

小松菜の害虫対策は、(1) 種まき・植え付け直後の防虫ネット被覆、(2) 裾の隙間ない固定、(3) 発生時期を知って観察すること、(4) すり抜けた幼虫の早期発見、の4つが軸になります。まずは種まき当日に防虫ネットを用意し、すぐトンネルをかけましょう。

次の一歩: 小松菜の育て方の基本と周年栽培カレンダーで、種まきから収穫までの栽培全体の流れを押さえておきましょう。

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出典

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